パフォーマンスの範囲
仕様:DN=40~200mm
流量:Q=~1700m³/h
揚程:H=~800m
動作圧力:P=~10.0MPa
動作温度:T=-180~+180℃
構造特性
1.ハウジングと支持管
VTMC型ポンプは二重ケース、縦型多段径方向断面構造である。ハウジングが入口圧力、ハウジングの長さ及びポンプの取り付け深さを受けることは装置のキャビテーション残量の要求に依存し、同時にポンプは多段液下ポンプとタンクポンプ及び多段配管ポンプとして使用することもできる。
多段液下ポンプとして使用する場合は、ポンプをメディアプールに取り付けることができ、その場合はハウジングを取り付ける必要はありません。タンクポンプとして使用する場合は、容器に取り付けることができ、容器はポンプのハウジングとすることができる。
多段配管ポンプとして使用する場合は、標準構造の水平入退場を採用してもよいし、ケーシングを除去してポンプの下部に吸入フランジを直接取り付けてパイプラインに接続してもよい。
支持管の構造はポンプ輸送の媒体要求に適応する。2本の支持管の間には、中間ガイド軸受が取り付けられており、ガイド軸受の間のスパンはAPI 610の基準要求を満たしており、連続回転速度が第1臨界回転速度より低く、剛性軸設計を確実にして、ポンプの運転が安定し、振動が小さいことを大幅に確保している。
2.インペラとガイド翼
第1級羽根車は一般的に吸入式羽根車であり、ポンプのキャビテーション性能を高めることができる。各規格には対応するいくつかの羽根車とガイド翼があり、異なる運転要求に適しており、性能が安定しており、効率が高く、NPSHr値が低い。
3.シールシステム
MAPI 682集積式機械密封設計、一端面、「直列式」二端面機械密封と「並列式」二端面機械密封を配置することができる。メカニカルシールチャンバの圧力を低減するために、スロットルブッシュアセンブリを使用することができる。また、搬送媒体によって異なる洗浄、冷却システムが備えられている。
4.軸受体及び潤滑
カップリング角接触玉軸受を用いて残留した軸方向力と回転子重量を受ける。
軸受箱体の大貯油室内には独立した内循環自動潤滑システムがあり、軸受を効果的に潤滑することができ、軸受の油温を均一にし、軸受の長寿命運命回転を確保することができる。
搬送媒体温度が高い場合は、冷却装置を用いて油室温度を下げることができる。
油室は大容量設計で、油埋蔵量が多い。
定位オイルカップはオンラインで潤滑油を補償し、油位計はリアルタイムで油位を検出する。
ベアリング部品は全体的に着脱でき、メンテナンスに便利である。
5.平衡装置
バランスドラム装置を用いた軸方向力のバランス
配管と平衡ドラムの後端を接続することにより、機械的密封チャンバの圧力を低減することができる。